森田工業の考え方

スリッター平鋼・スリッター特殊平鋼で社会に貢献いたします。


スリッター平鋼・スリッター特殊平鋼の必要性


世間に存在する平鋼は、厚・幅・長さが定尺(例えば厚は3.0mmで幅19mm長さ5,500mmとか)が一般的です。これを設計上、厚み2.7mm幅39.5mm長さ1,407mmが必要になったりします。すると上記の寸法に加工するか設計を変更するかになります。

 

  加工の場合、機械加工で厚をだそうとすると薄物ですから反りが発生することになり加工が困難です。幅については、数量にもよりますが長手方向が長いため反りとキャンバーが発生することになります。この場合、レベラーをかけ当該反り・キャンバー・ねじれを取る必要が生じ、かえってコストがかかることとなります。

 

 一方、最新のレーザー加工を行うと幅と長さは、容易に出せると思いますが、厚みの揃った平板を用意しなくてはならず、又電気代が高く加工費は高価になります。時間もかかります。

 

 そこでスリッター平鋼であれば、当社において鋼板コイル材をスリットした鋼板(縦に短冊状に切断した狭幅鋼板)を使用し、下記の図のようにローラーダイスによりお客様の希望の厚み・幅に成形し、お客様の希望の長さに切断します。

 このように最終形状を意識しながら生産を行いますので少量・多品種・即納を実現することが出来ます。既存の材料を圧延加工した物やロールフォーミングする場合と異なります。



 

 

 

 

 

 

 

 

ローラーダイスによる加工 イメージ